読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

免疫学 #01

情報

  • 免疫系の特徴、免疫系を構成する器官と細胞
  • 免疫の概念、免疫を担当する組織と細胞
  • 20170411
  • Immunology

薬系免疫学

薬系免疫学

目次

  • 免疫の概念
  • 免疫に関わる組織
  • 免疫担当細胞の種類と役割

内容

免疫の概念

免疫のはたらき

  • 自己に対する反応
    • 腫瘍免疫
    • 自己免疫疾患
  • 非自己に対する反応
    • 安全:生体防御機構(感染予防(ワクチン))
    • 危険:アレルギー、拒絶反応

免疫反応による生体防御機構

  • 自然免疫:補体、好中球、マクロファージ、NK細胞、樹状細胞
  • 獲得免疫:T細胞、B細胞

免疫に関わる組織

リンパ系

役割

  • 組織液の循環
  • 脂肪酸と脂質(乳糜)の運搬
  • 免疫担当細胞の産生

血液の集まる静脈

  • 左鎖骨下静脈:左上体と下半身
  • 右鎖骨下静脈:頭と上体

構造

  • 内皮細胞が一層:血管に比べて薄い、ものが通り易い
  • 毛細リンパ管:毛細血管と物質交換
    • 閉端
    • 高分子タンパク質、脂肪体、抗原を交換
    • 筋縮で収縮

リンパ系器官

  • 1次リンパ器官:骨髄、胸腺
  • 2次リンパ器官:脾臓、リンパ節
  • リンパ組織:SALT、GALT、BALT、扁桃、パイエル板、虫垂

骨髄

  • 赤色骨髄:血液、造血幹細胞
  • 黄色骨髄:脂肪化
  • 胸骨と腸骨:生涯造血機能を維持(黄色化しない)

胸腺

  • 皮質:上皮細胞、胸腺細胞
  • 髄質:リンパ球、マクロファージ、樹状細胞、ハッサル小体
    • ハッサル小体:役割不明、胸腺に特徴的な組織

リンパ節でのリンパ液の流れ

  1. 輸入リンパ管
  2. 一次リンパ沪胞:大部分B細胞
  3. 傍皮質部:大部分T細胞
  4. 髄質:マクロファージと形質細胞
  5. 輸出リンパ管

脾臓

  • 赤脾髄(脾洞、脾策):老朽化した赤血球の破壊
  • 白脾髄(胚中心、脾小節):B細胞の産生

粘膜付属リンパ組織

  • 免疫担当細胞の産生・貯蔵→病原体に対する攻撃・防御
    • SALT:肌
    • GALT:腸管
    • BALT:気管

免疫担当細胞の種類と役割

免疫系細胞の種類

リンパ球

  • 小型リンパ球
    • B細胞:抗原提示を受けて形質細胞に変化
    • T細胞:タンパク質抗原に反応
  • 大型顆粒リンパ球
    • NK細胞
    • NKT細胞

骨髄球

  • 白血球
    • 顆粒球:好中球、好酸球、好塩基球
    • 単球/マクロファージ
    • 樹状細胞
  • 赤血球
  • 巨核球:破片が血小板となる

CD抗原

  • モノクローナル抗体によって認識される表面抗原
    • CD3:T細胞
    • CD4:ヘルパーT細胞(Th1細胞、Th2細胞)
    • CD8:細胞障害性T細胞(キラーT細胞)
    • CD20:成熟B細胞

単球

  • マクロファージ、クッパー細胞、肺胞マクロファージ、ミクログリア など細胞によって名前が変化
  • MHCクラスII分子を抗原提示
  • 炎症性サイトカインの産生(IL-1、IL-6、TNFα)

高内皮静脈(HEV)

  • リンパ球の血管→リンパ管の移動時に通過

免疫担当細胞の機能のまとめ

顆粒球

  • 好中球:顆粒球の90%、食作用
  • 好酸球:IK-5で増殖、アレルギーに関与
  • 好塩基球:IgEと結合、アレルギーに関与

リンパ球

  • T細胞:骨髄で生成→胸腺で成熟、異物の認識に重要
    • ヘルパー:CD4、サイトカイン産生しB細胞を分化
    • キラー:CD8、標的細胞を破壊
    • 調節性:CD4, CD25、免疫反応を制御
  • B細胞:骨髄で生成・分化・成熟、サイトカインによる刺激で形質細胞へ変化、抗体産生、抗原提示細胞
  • NK細胞:腫瘍細胞やウイルス感染細胞を破壊

抗原提示細胞

  • マクロファージ:貪食能、抗原処理後にT細胞へ抗原提示、IL-1・TNFα産生
  • 樹状細胞:自然免疫・獲得免疫に関与、抗原提示能が高い